問題
コンクリート標準示方書には、レディーミクストコンクリートを購入する場合の「品質についての指定」に関して規定されている。
これに関する次の文章の(イ)~(ホ)に当てはまる適切な語句又は数値を解答欄に記入しなさい。
1. 所要の性能のコンクリートがJIS A 5308によるレディーミクストコンクリートの種類の中から得られない場合には、所定の品質のコンクリートが得られるように、(イ)者との協議の上で必要に応じ指定事項を指定しなければならない。
2. コンクリートに設定された設計基準強度の基準となる材齢を(ロ)日以外の材齢とし、その材齢で設計基準強度を保証しなければならない場合には、これを指定しなければならない。
3. コンクリートに設定された所要の中性化速度係数、塩化物イオンに対する拡散係数、相対動弾性係数、耐化学的侵食性、透水係数等が、(ハ)の上限値を規制することによって得られる場合には、この値を指定しなければならない。
4. 温度ひび割れ照査を満足するコンクリートが、(ニ)量の上限値やセメントの種類およびコンクリート温度を規制することによって得られる場合には、この値を指定しなければならない。
5. 耐凍害性を高める目的で(ホ)量を標準の値より高くする必要がある場合には、その値を指定しなければならない。
解答
「コンクリート標準示方書(施工編:施工標準)」「2. コンクリートの品質」および「6.3 品質についての指定」に、レディーミクストコンクリートを購入する場合には、設計作業段階および施工計画段階でそれぞれ設定したコンクリートの性能および施工性能に基づいてレディーミクストコンクリートの種類を指定しなければならないと規定されている。
(イ) | (ロ) | (ハ) | (ニ) | (ホ) |
生産者 | 28 | 水セメント比 | 単位セメント | 空気 |
コンクリートの硬化後の品質は、
・強度
・耐久性
・水密性(水漏れをしない)
が必要だ。
コンクリートの硬化前の品質は、
・コンシステンシー
・フィニッシャビリティー
・プラスチシティー
が必要だ。
コンシステンシー?
フィニッシャビリティー?
プラスチシティー?
なんだそりゃ?
コンシステンシーはコンクリートの流動性に対する抵抗性のことで、スランプがそれにあたる。
スランプが大きいものほど水分が多いので施工性が良くなる。
フィニッシャビリティーは仕上げのコテならしのやりやすさを表す用語だ。
プラスチシティーは材料分離のしにくさを表す用語だよ。
生コンを注文するときは、上記の事を考えて注文してね。
わかりました!