問題
下図のような切土と盛土の接続部(境界部)には、完成後の舗装面にきれつなどが生じやすい。考えられるその原因を2つあげ、その防止対策をそれぞれ解答欄に簡潔に記述し
なさい。
回答
■問 題 点:地山と盛土部の支持力に差があり、不等沈下が生じやすい。
防止対策:1.適当な段切りを行い、境界部での滑りを防止する。
2.良質材料を用い、薄層で入念に転圧する。
■問 題 点:傾斜した地山と盛土の密着が不十分で、すべりを生じやすい。
防止対策:地盤の傾斜が1:4より急な場合、表土を除去した後に段切りを行い、滑動を防止する。
(段切りの標準は、高さ50㎝、幅1m以上とする。)
■問 題 点:地山との境界部に湧水や浸透水が 集まりやすく、土が軟化しやすい
防止対策:切土部分から湧水のおそれのある箇所には、接続部に地下排水溝を設ける。
など