問題
次表は、ある盛土材料の「突固めによる土の締固め試験」をおこなった結果である。
この結果から、測定番号1~5の乾燥密度を求め、解答用紙にある図に締固め曲線を描き、最大乾燥密度、最大乾燥密度の90%以上となる施工含水比を求め、解答欄に記入しなさい。
解答
盛土の締め固め管理に用いる盛土材料の「突き固めによる土の締固め試験」から、乾燥密度を計算し、締固め曲線から最大乾燥密度、最大乾燥密度の90%異常となる施工含水比を求めるものだ。
土の乾燥密度pd(g/cm3)は、その土の湿潤温度pt(g/cm3)と含水比w(%)を用いて計算する。
pd=100/100+w=pt
各設定番号の乾燥密度を計算すると下記のようになる。
設定番号1:pd=100/100+5×1.575=1.500
設定番号2:pd=100/100+7×1.926=1.800
設定番号3:pd=100/100+10×2.200=2.000
設定番号4:pd=100/100+13×2.034=1.800
設定番号5:pd=100/100+15×1.725=1.500
以上を参照すると、最大乾燥密度は2.000g/cm3であるから、締固め度が最大乾燥密度の90%異常となる施工含水比の範囲は、
2.000(g/cm3)×0.90=1.800(g/cm3)となり、
乾燥密度1.800g/cm3に対応する含水比の範囲は、締固め曲線図より、7.0%~13.0%となる。