品質管理の画像

問題

レディーミクストコンクリートの現場荷おろし時に試験を行う品質管理項目を2つあげ、その規格値(判定基準)をそれぞれ解答欄に記入しなさい。

解答

解答

JISA5308レディーミクストコンクリートの受入れ検査のうち、荷卸し時に実施する項目と判定基準(許容差)が以下のように規定されている。このうちから2つを選択して解答すればよい。

1.強度

1)1回の試験結果は、呼び強度の85%以上でなければならない。
2)3回の試験結果の平均値は、呼び強度以上でなければならない。

 

2.スランプ

荷卸し地点でのスランプの許容差(単位:cm)

スランプ スランプの許容差
2.5 ±1
5および6.5 ±1.5
8以上18以下 ±2.5
21 ±1.5(※)

(※)呼び強度27以上で、高性能AE減水剤を使用する場合は±2とする。

 

3.スランプフロー

荷卸し地点でのスランプフローの許容差(単位:cm)

スランプフロー スランプフローの許容差
50 ±7.5
60 ±10

 

4.空気量

荷卸し地点での空気量及びその許容量(単位:%)

コンクリートの種類 空気量 空気量の許容差
普通コンクリート 4.5  

±1.5

軽量コンクリート 5.0
舗装コンクリート 4.5
高強度コンクリート 4.5

 

5.塩化物含有量

塩化物イオン(C1 ̄)量として、0.30kg/m3以下でなければならない。
購入者の承認を受けた場合には、0.60kg/m3以下とすることができる。