自然災害の画像

問題

降雨,融雪又は地震に伴う土石流の発生や急激な水位上昇が発生するおそれのある河川において,建設工事の作業を行うとき,土石流や急激な水位上昇などの発生のおそれのあるときに発生を早期に把握する必要がある。
労働者を避難させ安全を確保するために,事業者があらかじめ定めておかなければならない事柄について,労働安全衛生法令及び土木工事安全施工技術指針に基づいて3つ解答欄に記述しなさい。

 

回答

1.事前調査に基づき上流の監視方法、情報伝達方法、避難路、避難場所を定める。

2.降雨、融雪、地震があった場合の警戒避難のための基準を定めておく。

3.土石流が発生した場合に速やかに知らせるための警報設備を設け、常に有効に機能するよう点検、整備を行う体制。

4.現場の時間雨量を把握するとともに、必要な情報の収集体制、その他の伝達方法を確立しておく。

5.避難の基準雨量に達した場合または自身があったことによって土石流の発生のおそれのある場合は直ちに作業を中止し、作業員を避難場所に避難させる体制。

6.作業の中止命令が解除されるまで、土石流到達危険範囲内に作業員に周知する体制。

7.作業員に対する土石流に関する教育の実施体制。

8.避難訓練に実施体制(工事開始後遅滞なく1回、その後6か月以内ごとに1回)